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土曜日, 12月 06, 2008

さつまいもの誘惑

おいしいものは皆好きだと思う。

料理は偉大だ。
様々な材料を適切な方法で調理して、口にしづらいものでも、おいしいものに変えてしまう。おかげで体に大切な栄養を補える。そして、自然の美しい色をもつ素材が、目を楽しませてくれる。

創造的だ。人類の財産だとつくづく思う。

だが、さまざまな工夫をした料理もいいのだが、食材をシンプルな方法で頂くことが、一番おいしいという恵まれた素材もある。


焼きイモをどう思うだろう?


とてもとても寒い1日。見上げると、澄んだ空気にどこまでも青い青い空が広がる。太陽は優しく輝いて、ちょっとだけ暖をわけてくれる。
北風が冷たい。手がかじかんでいる。
誰が段取りしてくれたのだろう?たき火だ!。
手をかざして暖をとる。次第に、凍てついた手が温まり、血が通っていく。
ほっとする瞬間!
その中に芋を入れる。どれほど待ち遠しい時間をすごすか・・・・。
それは、また、木枯らしの中で暖をとっている中での幸福とあいまって、とても楽しい時間だ。
おはしでついてみる。ずぶっとつきささる。
火から取り出す。
熱くて触れない。新聞紙でくるんで手に取る。
そして、やけた焼きイモを二つに割ると・・・・・・
白い湯気のなかにほくほくした金の繊維が絡まっている・・・・。

その瞬間の幸福感は表現し尽くしがたいほどのものだ。そして口に入れた瞬間に広がる甘さ。。。

この話はいつか見た懐かしい風景だ。でも、現実はどうだろう?。なかなかたき火をやらせてもらえないのではないか?
火事がおこるのではないかという心配のほうが先行しがちだ。誤って消防自動車など来てしまったら、やきいもどころではない。

だから、焚火の中で焼き芋をなどということは、今はもう難しい。でも、だからこそ焼きイモ屋さんがありがたい。特に、芋をおいしく焼くために特化しているから、味にはずれがない。

とてもありがたい。

しかしこれにも、問題点はある。食べたい時に、自分の近くに焼きイモ屋さんがいてくれるとは限らない点だ。


そこで、手軽に調理できないかと探し見た。ネットで「さつまいも レシピ」で引いてみた。

いくつかの方法をトライしてみたのでその感想を記しておこう。


【炊飯器】
  • 炊飯器にサツマイモを丸ごと入れて、水を薩摩芋がかぶるくらいに入れて、スイッチオン。約30分。
  • まあ、合格だ。十分に甘い!!。さすがに焼きイモ屋さんの芋にはかなわないけど、仕方ないかな?。
  • 茹でるので、柔らかくなりそれなりに良い。水っぽいところに好みが分かれるかもしれないし、お焦げがないところをものさびしく思う人がいるかもしれない。

【電子レンジ解凍モード】
  • 洗ってビニール袋に入れて、電子レンジの解凍モードで20分ほどチン。
  • 私のは、解凍モードに時間を設定できず、機械が解凍したと判断して勝手にスイッチがオフになるので、6-7回繰り返した。
  • うーん、十分柔らかいし、見た目十分おいしそうなのだけど、甘味がいまいち。

【感想】
今回は炊飯器に軍パイがあがった。電子レンジでの方法は、使う器具によっても差が出るのかもしれない。
どちらの方法も手軽なのがありがたい。

ネットで調べた結果では、この二つ調理法は、家庭で焼きイモもどきを作る調理法の双壁だ。

甘味を出す酵素は40-70度でよく働くそうだから、この時間を長く維持できることが重要らしい。
だから、炊飯器を使う場合も、水から炊いて、この温度帯を長くとおるように気をつけたほうがいいという説明も見かける。

だが、個人的な意見として、高圧になり沸点がかなりあがる炊飯器の効果もなにかしら影響があるのではないかと思う。

さつまいも 栄養 でネットを検索してみると、以下のような内容を見つけられる。

  • 繊維が豊富で、お通じが良くなる。
  • ビタミンCが豊富。澱粉につつまれているので高温でも壊れにくい。
  • 抗酸化作用あり。
  • ビタミンB1、B6
  • 体内の余分なナトリウム(塩分)を排出し、血圧低下やむくみの解消に効果があるカリウム
このような点を見るにつけても、ダイエットの強い味方だと思う。

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