豆腐作りは、繊細な工程。うまくできあがるととてもおいしいのだが、よく注意しておかないとうまくいかない。今回は、最後豆腐が固まらなかった。
おそらくにがりを入れる温度が悪かったのだろう。温度計を使って適切な温度で投入すればよかったのだろうが、適当にそのくらいの温度だろうと思って、にがりを入れた。
途中、固まらないことに気付いてさらににがりと投入。でも、だめだ。
結局、固まらなかった豆乳が鍋の中にある。そしてそれは、にがりのせいでひどくまずい。
しょうがないので、そのやけに苦い豆乳は、味噌汁に少し入れたり、シチューに入れたりと適当に処分。
でも、豆腐作りの副産物、「おから」これは期待を裏切らなかった。
おいしい。本当においしい。市販のおからよりはるかにおいしい。
おからは、豆腐作りで得た後、2分ほどレンジでチン。かきまぜて少し冷ましてもう一度くらいチン。これでだいぶ水が飛ぶ。保存に良い。
ちなみに、おからは、私は21世紀の食材だと思っている。すばらしい食材だ。
おから 栄養 でネットを検索してみると、その理由がわかるだろう。
特に食物繊維は豊富で、成人の目標摂取量は1日20―25グラムですから、おから200グラム食べればとることができる。おからの繊維はおなかの中で膨 らむので腹持ちがよくなるし、余分な脂肪の吸収も妨げる。食物繊維の整腸作用で、便秘の予防・改善なども期待できる。
そしてもうひとつ、カルシウムも豊富だということだ。カルシウムは200グラムで一日の必要量の1/3を摂取できる。
ちょっと野菜たっぷりに炒り煮にしてみた。
【材料】
- たまねぎ 小1/2個 あらいみじん切り。
- にんじん 小1本 せん切り
- 干しシイタケ1 砂糖お湯に入れてもどし、せん切り。付け汁は使う。(レンジを使うと数分×2セットくらいでもどる)
- ひじき 砂糖お湯に入れて戻すして2cm長くらいに切る。付け汁は捨てる。(レンジを使うと数分×2セットくらいでもどる)
- おから
- 酒、しょうゆ、みりん、
- 油揚げ1枚 フライパンでパリパリに炒った後、表面の油をキッチンペーパーで取る。
【調理】
- 油揚げをぷらいパンでパリパリになるまでカラ炒りし、取り出して表面の油をキッチンペーパーでふき取る。
- フライパンにサラダ油を敷いて、にんじんのせん切りと玉ねぎを炒める。強火→中火
- 玉ねぎが飴色っぽくなったら、戻した干しシイタケをせんぎりにして、また戻したひじきを適当な長さに切って、フライパンに入れる。
- 軽く炒った後に、しいたけの戻し汁を入れる。
- 炒った油揚げを手でバリバリくずしながら入れる。
- 材料が十分かぶるくらいに水を足して、ダシの素を入れる。
- 暫く煮て、酒、みりん、醤油を入れる。味が濃すぎないように。
- おからを加えて、水気がなくなるまで煮る。
【感想】
おいしい。
多分、おから自体がおいしいのだとおもうが、しいたけやひじき、油揚げなどからでるうまみと玉ねぎやにんじんからでる甘味がいい味を出している。
これで、栄養も繊維質もとれるし、大豆を有効につかっているのだから、とても良いレシピだと思う。
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