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土曜日, 9月 12, 2009

脳梗塞を予防する

脳の血管が詰まって、体の機能障害がおこる。これが脳梗塞だ。

脳は体の動きをつかさどっていて、詰まる位置によって機能障害がおこる部位がきまる。

視野障害、失語症、顔面神経麻痺、手足の麻痺・・・・死ぬこともある。

脳の血管が詰まるには、様々な理由があるのだが、やはり生活習慣からくるものが多い。

発症してしまったら、リハビリ生活だ。社会復帰できた人もいる。とにかく復帰しようという意思をもつことと、リハビリの機会を与えられること、もちろんそれが本人にマッチしたリハビリであることが重要なようだ。

怖い病だが、いつ自分に起こってもおかしくない。理想的な生活をおくれる社会人が今世の中にどれほどいるものか?


脳梗塞は静かに進行している。早いうちに発見して治療に結びつける方がもちろんいい。どうやってその隠れ脳梗塞を発見するか?日常の生活の中でチェックする方法は以下の通り。

  1. 目を閉じてその場あしふみ・・・50回そのばあしふみをして70cm以上動いていれば要注意。
  2. 目を閉じて手を両側に開いたあと正面に閉じていき人差し指をあわせる・・・あわなければ要注意。
  3. 両手にコップを持って、片側に水を入れて、もう片側に移す。移す作業を6回。・・・20秒以上かかれば要注意。
  4. 不整脈。脈ととってみてみる・・・明らかに不規則であればそう。

もちろん、様々な指標値を計測できるといい。人間ドックで計測される数値から、その予兆を感じることができる。以下は要注意項目。
  1. 血圧が高い。
  2. 血中のコレステロールが高い。特にLDL(悪玉コレステロール)が高い。またはHDL(善玉コレステロール)が低い。
  3. 血糖が高い。糖尿病は特に注意。
  4. 肥満またはメタボ。肥満は心臓や血管に負担をかける。
  5. 煙草。ニコチンや一酸化炭素の影響で、血管にダメージを与え、動脈硬化を促進させる。
梗塞の前触れとしては以下のものがあげられる。症状がでたら、迷わず病院へ。
  1. 突然、片側の顔や手足がしびれる。または、片側の足がもつれたり、片側の手足に力が入らなくなる。
  2. 突然、ろれつが回らなくなる。言葉が出てこなくなる。他人のいうことがわからなくなる。
  3. 突然、めまいがする、ふらつく、歩けなくなる。
  4. 突然、視野が欠ける、片方の目が見えにくくなる
脳梗塞を起こさないための生活習慣
  1. 水をこまめに飲む。(朝起きたら、スポーツ時には、お風呂上りには、お酒を飲んだら・・・・)
  2. 減塩。日本人の塩分の摂取基準は男性10g未満、女性8g未満が目標。塩味は楽しみと考えて日常生活ではセーブする。塩分は高血圧の原因でもあり、一日1gとると0.06mmHg押し上げるという。
  3. カリウム。節塩のほかに、ナトリウムの排せつを促すカリウムを取ることも重要。カリウムを含む食品はここをクリック。カリウムは煮汁に溶け出しやすいので、摂取方法=調理方法を工夫すべし。蒸していただく、煮汁ごといただく、生または焼いていただくなど。
  4. お酒を飲みすぎない。1週間で7号。


以上は雑誌「栄養と料理」2008年9月号を参照した内容。

なお、脳梗塞を患った後は、体に障害が残るが、社会復帰をしたそれを克服するには、精神的な支えが必要だ。本の中には、見事復帰を果たされた方のインタビューが出ていた。「自分で自分を見限ってはいけない」「泣いてもわめいても悔やんでもどうにもならないことは、忘れるに限る。そして残されたもので人生を切り開いていこう」といった、先人の教えであったという。「一隅を照らす」という地道な努力の積み重ねが大きな力を生むともいっていた。以下具体的なリハビリの内容。
  • くるみの実を持って指の運動能力の回復に努める。
  • 字を書く。バランスを必要とする筆ペンを使った。
  • 菜食を心がけ、脂っこいものはさける。
  • 歩く。足は第二の心臓というくらい、血液の循環を促す。



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