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金曜日, 11月 06, 2009

疲労についての誤解を解く。疲労を知る。

テレビを見ていたら、「疲労」についての番組を報じていた。

過労死にもつながりかねない疲労。
番組では、疲労が蓄積してしまうかもしれない意外な誤解も紹介し、元気になる行動も紹介。
ちょっとメモ。

疲労の原因物質はFFというものだ。

体を動かしたり頭を働かせたりすると体の中に老廃物ができる。この老廃物が刺激となって細胞の中でたんぱく質のFFという物質が合成され信号を出すのだが、その信号を脳が感じて脳は疲労感を感じることになる。このFFには増えると細胞の機能を低下させるという作用もある。FFが大量に作られることが疲労の正体。

FFが増えるとHHV6という体内に存在するウィルスが危険を感じ、体外(他の人体)に脱出しようと唾液にあつまるため、唾液の中の成分の中に増えるらしい。疲労の度合いは血液中に増えるFFの合成反応によって検査できるようだが、HHV6というウィルスがFFの増加現象を受け止めて唾液の中に増殖するので、疲労の度合いを唾液の検査で調べることもできるようになるらしい。

疲労は、激しい運動をすると確実に蓄積する。

ときどき、対価を支払うことや競争させることによって気分がハイテンションになって、期待以上の労務を行えることがある。でも、これらは、疲労の存在を脳が認知しないように錯乱している(専門用語でマスクするというそうだ)だけで、疲労自体は確実に増加蓄積しているらしい。

したがってこのようなマスクされた状態が続くと、脳が認知しないので過労となり危険な状態に至りやすい。

逆をいうと、これらのインセンティブは、過労死を助長しかねないというわけだ。

では、どのようなことが疲労解消によいのか?

番組で推奨していたのは以下の通り。

  • 睡眠が大事。疲れた時に寝だめするのはいいが、生活のサイクルを崩さないように、早寝して長時間寝て、次の日の朝は通常通り起きるのがいいらしい。
  • 血行を良くすると疲労が回復する。お風呂に入ること自体は疲労を助長するが、そのあと夜よく眠れるならベリーグッドということだった。

食事は以下の通り。
  • お酒は日に1号程度は血行促進してよいのだが、それで、おわらないと体に害になる。眠りもあさくなる。結果的に、お酒を盾にとるのはかなりの自制力がないといけないわけだ。お酒を飲んで自制力が強くなるという話は理解しがたい。だから×。
  • お風呂も血行を促進するが、外部温度との差が多いと体温調整をしようと体はつとめるので、帰って疲れる。これが、心地よい睡眠につながるならOK 。
  • 食べ物で、顕著に効果的なものは、鶏のムネ肉。イミダゾールジペプチドという成分がいいという。熱にも強いそうなので加熱して調理してもOK。胸肉は脂肪も少なくてダイエット食品としては魅力。美味しく頂くには調理の仕方が重要。  このブログで鶏のむね肉を使った生ハムを作って、そのレシピを掲載したことがあるが、そんな効用があるとは知らなかった。
  • クエン酸はエネルギー的にはいいらしいが、FF発生との関連は現在研究中とのこと。

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